日本生殖免疫学会の会員の皆様におかれましては、ますますご健勝のこととお慶び申し上げます。
この度、第38回日本生殖免疫学会総会・学術集会を、2023年11月24日(金)、25日(土)の両日に熊本市内の中心部にございます肥後銀行本店ビル大会議室において開催させて頂くことになり、大変光栄に存じます。この機会をお与えいただきました理事長代行の柴原浩章滋教授をはじめ関係各位の皆様に心より厚くお礼申し上げます。
世界的なCovid-19感染のため、本学会の総会・学術集会もWeb開催やハイブリッド開催となり、昨年ようやく第37回日本生殖免疫学会総会・学術集会が高知において対面学会として開催されましたが、残念ながら意見交換会の開催はできませんでした。
本学会の特徴は、演者の発表に対する活発な議論であろうかと思います。老若男女を問わず、予定時間を越えて行われる議論は、名物と言っても過言ではありません。また、今回は意見交換会も4年ぶりに復活します。基礎・臨床の垣根を超えて議論を交わし親睦を深める場にしていただきたいと願います。
今回は、第30回日本生殖免疫学会総会・学術集会(会長 片渕秀隆教授)以来8年ぶりの熊本での開催になります。前回の翌年4月に熊本地震があり、熊本城をはじめとして甚大な被害をもたらしました。あれから7年が経ち、熊本城の再建も進んでいます。そこで、本学会のテーマを「セレンディピティ的発見を目指して!」としました。本学会での発表を通じて、参加された会員の皆様にアイデアのひらめきや新たな共同研究が発展することを願っています。また、若手研究者を対象とする学会賞のほか、将来の生殖免疫学研究者の育成を願い、学部学生の発表を推奨し、全員に奨励賞を授与したいと思います。会員の皆様が所属する研究室で日々研究する学生の皆さんが奮って参加することを願っています。
学会の運営に不慣れなこともあり皆様にご迷惑をおかけすることもあると存じますが、鋭意準備を進めてまいります。2日間熱いご討議をよろしくお願い申し上げます。
第38回日本生殖免疫学会総会・学術集会
大会長 若山 友彦
熊本大学大学院生命科学研究部 生体微細構築学分野 教授